現代の資本主義社会における自転車のリムとスポーク交換の考察

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スポークが折れてリムが大幅に歪んでしまったらもう修正は効きません。

そこで新品のリムとスポークを取り寄せて交換です。
車輪を触れ取り台に載せてスポークを張っていく作業をしながらふと思ったのですが、自転車の車輪はスポークの引っ張る力で円形を保つわけです。
…なるほど皆で力を合わせてお互いを引っ張り合いながら円滑に前進させようとする心意気見事であり、これが会社や組織なら優秀な成績を出すような気がします。

強固に結束し回転する組織は外乱に左右されずらく、向かうべき方向を指し示します、言い方を変えると物理学用語のジャイロ効果と表現されます。

ただ残念な事にひとつしかない下請け会社であるタイヤが破綻してしまった場合に問題が発生します。

元請企業であるところのクランクやチェーンが下請けのトラブルを無視して強引に前進を命令すれば流石に優秀な車輪の構成員であるスポーク達も一人二人と精神的物理的に折れて最終的には車輪という会社は瓦解してしまいもはや復活は絶望的になってしまいます。
もっとも元請企業はちゃっかり新たな車輪を雇えばいいだけで、自転車の車輪ひとつで現代社会の恐るべき理不尽さを知るわけであります。

ここから求められる考察としてはパンクした車両は乗ってはいけないという事です。

押していくか救助を待つのが正しい問題解決という一点に尽きます。

~終~

嫁からの補足説明:パンクをしたら出来るだけ乗らずに修理にお持ち込みください。そのまま乗ってこられますとスポークが折れたりホイールが歪みさらに状態が悪くなる場合もございます。自転車のパンク修理は500円です。
っていうか三行でまとめろ

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