備えよ常に

たった一着しか持っていない仕事用の背広が朝の通勤時に近所の犬の奇襲攻撃により袖をもがれたりしたらビジネスキャリアは終焉を迎えるのでしょう。早速担当上司に報告したとしても理由もろくに聞かずに社会人精神の欠如と断定して、遅刻するとしてももう少しマシな嘘を考案できないようであれば取引先との交渉にも使えないやつだとの烙印を押され、花形コースから外されて社内ではこっそり203高地と蔑称される突撃営業部門に配置されるという憂き目に遭うことを想像するのは非常に容易です。
そして一番重大な敗因は代わりの背広が無いという事なのです。犬の破壊工作で大切な背広がウエス同様になったとしても、とりあえす追い払ってから家で着替えて出勤すれば涼しい顔で勤務出来るのです。これは通勤にオートバイを使用している方々にも十分適用出来る教訓になります。鉄道なら遅れたとしても鉄道会社の不手際を指摘すれば窮地に落ちいる事はないのですが、自家用の車両ではそうはいきません、エンジンブローを起こしたり磨り減ったタイヤがバーストしたりして走行不能となって大幅に遅刻した日には整備不良だのなんだの言われてさらに経済的にも余分な出費がかさむことになります。

そこでです、通勤用のオートバイを増やしてみるというのは如何なものでしょうか?つまり、航空隊のように作戦中、待機中、整備中の3台があれば間違いは無いと思われます。なにしろ突発的なトラブルが発生したとしても代わりがあるというのは、安心感が桁違いです。交代要員が存在せずに職場のエースやベテランが退職した事によって戦力ガタ落ちになるのは日本の風土では割と良く見られる風景であります。たった一台の通勤エースバイクに自分の社会的地位を委ねるのは非常に危ういと言い切ってよいでしょう。

もっともオートバイは航空機のような超精密機械ではないので日常点検や時間整備をそれなりにやっておけば2台も有れば十分でしょう。
バイクを複数持つのはいろいろ経済的にもったいないような気がするかも知れませんが、長い目でみれば決してそうではないと思われます。そもそも優秀な組織は必ず予備を用意しているものです。代替プラン、右大臣に左大臣、その他いろいろあります。それら組織の持つ冗長性を個人に集約するのはそう難しくはないでしょう。

ちなみに画像は焼きついたクランクシャフトです。ピストンとコンロッドが重力に逆らっています。こうなったらエンジンはピクリとも動きません。デートの約束とかならどうにか取り繕えるでしょうが重要なプロジェクトの打ち合わせならば他の国に亡命したほうが幸福な人生を送れるかも知れませんが、そこであわてて空港に行くのでは社会人失格です。冷静にバイクをどこかに置かせて貰ってタクシーで会議に向かうのが代替プランという予備的思考?なのであります。
1台で十分な気もしますが・・2台あった方がなにかと便利かと思われます。

そこで当店のお勧め予備バイクはこれです!
ヤマハのベーシックジョグです
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車両価格は45000円です あと必要なのは自賠責保険代だけです。

書いてる時はあったのですが・・・・売れてしまったので参考画像と成り下がりました・・・

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