失敗とは決して恥ずかしいものではなくやれば出来たかも知れないのに何もしなかった・・という方が後悔の絶対量は多いはず。などと思っていたのですが案外そうでもなく初めからやらない方がダメージが少ない事もあるのでは?と考え始める出来事があったのです。
バイオハザードというとても面白かったコンピューターグラフィックを駆使して制作された映画を鑑賞したのです、実物の俳優はじきに廃業の恐れがあるのかもという事と(人件費的にです)雑談に映画の話を持ち出した所、とてもイカした架空の主人公に対して愛情溢れた感想を聞く事になりましてついでに当映画はゲームも含めて世界的人気を誇る作品群と知ったのであります。
そこで考えてみたのです何故日本の自動車メーカーはこの作品をモチーフにしたコマーシャルを制作しないのか?ということなのです。個人的に思いついた受けそうなストーリーは以下のようになります。
ゾンビの徘徊する町を調査中の八人編成の偵察隊は前方にゾンビの集団を発見するのです、リーダーはすかさず指揮本部に連絡します。「電話局の東側にゾンビ集団、規模はおよそ一個大隊、当地に向け前進中、速度は一キロ毎時」本部の指揮官は思案します、うまくやり過ごしたところで後ほど救援が困難になるだろうし精鋭をゾンビ如きで消耗するのは得策ではないここは撤退だな。そして偵察隊に指示します、「撤退を許可する、但し現在支援のヘリコプターは民間人救助で使えない四人一組にチームを分割して各々車を調達し脱出せよ、合流地点は・・略」と。そしてアルファーチームはスマートな日本車をブラボーチームはゴツイ米国車を選択します。ゾンビ大隊が迫りくる中アルファーチーム車は苦も無く走り出しますがブラボーチーム車はエンジンがなかなか掛かりません「いい子だから動いてくれよ!」と運転手はつぶやきます、絶体絶命の危機!その他の隊員はゾンビにガガガッっと機関銃で応戦していますが残弾が心もとないくらいに減ってきます。アルファーチームの運転手は「こういう時は日本製に限る」と言うと同乗者は神妙に首を縦に振るのです。
如何です?これをコマーシャル映像にすれば日本車ディーラーはお客様でごった返すような気がしませんか?我ながら名案と思ったのでありますがそうは行かないような予感もしたのです。
多分当映像を見た米国自動車会社の社長は怒って続編の制作を命令するでしょう。そしてストーリーは以下の通りになります。
あっさりと脱出に成功したアルファーチームの運転手は気が緩んでハンドル操作を誤ったのか路肩に接触しフロントホイールがアームごとちぎれ飛ぶのです、もはや走行不能そこにゾンビの別働隊が接近中!ところがそこにブラボーチームの米国車がゴアーっとゾンビを制圧しながら現れるのです。アルファーチームを救助して走り出すとき運転手はアルファーチーム員に言います「あとで一杯おごれよな」後部座席ではUSAの歓声が上がり一人がアメリカ国歌を歌い出し皆が唱和しだした辺りで荒野をものともせず走り去る米国車の映像に切り替わるのです。
ひょっとしてですが、ガンマンの故郷出身の米国自動車メーカーの社長は先に何らかのアクションを起こした方が著しく不利になる事を本能的に知っているのかも知れません、それにアメリカ人好みのストーリーは最初に痛恨の一撃を受けても不屈の精神でやがては反撃に移りそして最後には勝利するなのだとハリウッド映画ではありそうな話です。
ついでに思いついたのですが、舞台を日本に出来ないものか?日本以外の国なら攻撃機や重砲群に戦車等が映画に登場しやすいでしょうが・・・
多少そそっかしい薬剤師が間違った調剤をしてしまい災厄が始まります・・駄目だ・・二番どころではない煎じになりそうです。
いっそのことバイオハザードのストーリーを翻案したほうが良いでしょう、そしてストーリーは以下のようになります。
時事ニュースから取り上げるとしたなら最近他国の会社に買収された電気機器メーカーがうってつけかも知れません。日本が誇るハイテク電気メーカーが中国四千年古典的兵法の一つで(強敵同士を争わせて弱体化したほうを制圧する)あっさりと陥落する所が序盤です。もとからいた社員達は士気が大幅に低下しやる気を失いいわば会社内ゾンビと化しています、ごく少数のゾンビ化をまのがれた社員は同じく中国古典的兵法で(反客為主ですね)会社を取り戻す志で結集するのです。方法論はただ一つ、誰かをリーダーにしてチームの協力で出世させ経営陣に食い込ませるというアポロ計画並みに困難でかつロケット工学のような(最近とても興味があるのです)時には非情な手段を選択するしかないのです。
会社側の切り崩し工作や左遷、色仕掛けや裏切り、ささやかな出世祝いのパーティーなどシリーズ式のドラマ仕立てにしたなら面白くなるかも知れません。最終回は株主総会でラスボスの社長を解任決議するところで盛り上げていきます。事が終了したところで元社長が主人公に言います「日本人にしてはタフな奴だな俺の負けだよ」と。
・・・・・・・うーむ
上記全ては初めから実施しない方が幸せな部類なのかも知れません
話は変わって私の思い込みによって発生した輝かしい失敗です。耳につんざく金属音と共にエンジンがストールしてリブート出来なくなったというスクーターが来たのです。話を聞くだけで私はエンジンの焼き付きだろうと即断したのです。念のためドライブベルトが切断されてクランクシャフトに絡まっていないか点検したのですが異常無し。やはり焼き付きかな?冷却水もオイルも規定値だし・・そもそも何故焼き付いたのか?念のために原因究明してみようといろいろと部品を外していったのです(この時点でも焼き付きと判断しています)フライホイールもがっちり動かないなぁ・・と見ていたら写真のようにガスケットのある小さなボルトが緩んでいてフライホイールに接触していたのです。近辺のボルトもまとめて増し締めしたところ、あっさりと再起動出来たのです、大変希少な症例であったのですがとても安価で修理が完了したのです。今回の故障から導き出せる考察としてはエンジン焼き付きだと断定して乗り換えを強引に進めたとしたなら私は何も学習せずにお客さんは多大な負担を強いられるというろくでもない結末になったのでしょう。これはこうなんだとという思い込みは時には誰も何も得ることが無い出来事の発端になりそうです。
ちなみにスイングバイ(重力アシスト)は失敗したわけではなく実施して無いだけです、すみません。
なんか尻切れトンボなので。。バイオハザードと電気機器メーカーの続きです
これはまた聞きなのですが、現在の海外にお株を奪われる電気機器メーカーのような話は以前にもあったようでして具体的に言うと繊維関連会社なのです。本来ならその当時の繊維関連の人に話を聞くべきなのですが多分現在の状況に似ているのだと思われます。繊維関連はすでに陥落し電気機器の防衛線も突破されつつある状況で次に狙われる日本の産業は何なのか?私の予測では製薬産業ではないだろうかと思いついたのです。これはただ何となくでは無くてニュースサイトというオープンソースからの推測なのです、外国の観光客が日本製の薬や化粧品等を大量に購入していったという出来事が最近あったそうなのです、なるほど世界の人口は増えているので高性能で高価な日本製の薬を段取りするより割拠している日本の製薬会社のどれかに狙いを定めて競合どうしで争わせて弱体化したところを破格の安値で買い取ればと思いつくのは見やすい話しです。
というわけで、次回の日本産業の国防圏は製薬会社群かも知れません、さて日本政府はこれらの会社を他国にまたしても切り取られるのか?会社というのはどうやら時価総額とかがあるようなのですが、それまでの研究開発費はそれ以上の膨大な金額になると思われます。それらの苦心惨憺の末出来上がった果実のみをあっさり持っていかれるのは残念過ぎる出来事だと言ってよいでしょう。さらに昔と違って現在の日本政府は自国産業をそれほど防御しようとはしていないように見受けられます。とはいえ民間企業も役人にとやかく言われるのは好まないでしょう。技術流出を防ぐ一番確実な方法は・・日米首脳会談で首相がにこやかに笑いながら米国大統領とガッチリ握手した時に宣戦布告して困惑気味の大統領との会談終了時に降伏すればFBI辺りが活動しだして合衆国の国益を損ねる連中を然るべき場所でおもてなしするのでしょうが同時に日本政府の上位に新型GHQに駐留されたなら失うものの方が大きすぎるのでよろしくはないでしょう。
とかなんとか妄想していたら浮かび上がりました、日本版バイオハザードのプロットが。
主人公は若い政府の官僚でライバルは海外からやってきた凄腕ヘッドハンターとかならいいかも知れません。
CHAPTER 1 協力者を獲得せよ
鉄壁のような大製薬企業といえども個人レベルではつけ入る隙があるはずなのです、外国からやって来た工作員は偵察を開始します。手始めに若手社員達の横のつながりを補強する電気式文書を盗聴?して部下からの評価の低い下級指揮官を探しだすでしょう、それから・・・
ここまでつらつらと書いたところで正気に戻った私は本業に戻らねばなりません、動かないエンジンに適合しない部品群にその他もろもろを片付けていかないと・・