ペットとして家庭内で飼育するのにうってつけな生物は犬やネコと相場が決まっているようですが、今回は猫に着目してみようと思います。猫というのは肉食動物なのだそうです、世の菜食主義者とは思想的行動的に対極に位置すると言ってもいいでしょう。生まれながらのハンターである猫が何故愛玩動物のトップランカーの地位を獲得出来たのかを考察するのも誰かの人生の指針になるかも知れません。
私自身はめだかや似たような小魚を飼っているのでありますが、世に言うペットと表現するのには不適当な気がします。当のめだか等は自身の意思に従って行動しているのでしょうが、水槽の中をブラウン運動とでも言うのでしょうか、予測出来ない不規則な運動をしています。水槽の中での魚類の瞬発力や3次元運動の処理は研究に値するとは思われますが愛玩動物というレギュレーション上では残念ながら予選落ちと言わざるを得ません。愛玩に値する愛嬌は個人的に無いと思われますし、耳を和ませる音響を発生させる事もありません、ただ不規則に動いているだけです。人間社会に当てはめると遠くから眺めるスクランブル交差点みたいなものでしょうか?ただ動いているのを見るのを楽しむ方も居るとは思われますが少数かと、従って万人受けする生物とは言えないような気がします。
さて、小魚はイマイチなのでもう少し大型の動物を飼う事を想定してみましょう。当然家庭内で飼育できる範囲であります。何故かというと大型の生物を飼育するのは訓練を受けた専門家が必要だからであります。そうとうなお金持ちならばそれこそ金に物を言わせてマンモスや鯨やワシ等陸海空と連隊単位で揃えて飼育することが可能なのでしょうが一般の家庭では不可能な事であります。その他中型生物では牛や馬、さらに羊や豚ヤギ等が連想されますが、これらはどちらかというと牧畜という産業に含まれるでしょう。愛玩生物としてはどこからも文句は出てこないと思われますがペットと表現されたら多分大多数の人たちが首をかしげるとも思われます。
家庭内で飼育が可能と言えばモルモットやウサギや小鳥等も良いかも知れません、見た目もよし、サイズも手ごろ。ただ残念な事が一つあります・・これらの生物の主要な思考は脱走の企てなのではないかと考えられる場面を目撃した事があるからです。モルモットやハムスターなどは愛くるしいネズミなのでありますので行動様式がネズミなのです。言い方を変えればネズミとは放し飼いのハムスター等と表現する事も可能でしょう。当然厳重に閉じ込めておかないと家庭内に困難な問題が発生するでしょう。さてウサギはどうかと言いますと、ウサギ自身の勇気の欠如によっていつの間にか姿を消すと思われます、やはり厳重に軟禁しなければいけません。小鳥も同じでありましてうっかり窓を開けているとそれこそ成層圏までの広がりの中を捕獲するのは不可能かと思われます。これらの小型生物は飼い主にたいする忠誠心などは存在せずただ食糧をくれる恐るべき敵性生物ととらえているのかも知れません。従って映画に出てくる連合軍の捕虜のように隙があれば脱走するのも当然かと思われます。これらの生物を飼育するのに必要な技術は厳重な警備体制なのでしょう。その他愛玩動物としては極めて重大な事に飼い主に対して愛情を発露するほどの知能は極めて貧弱なのでいつも脱走の警戒等で多少精神が安定しなくなるかも知れません、人間社会で例えてみるとオフィスの隣の席にしょっちゅう休みや遅刻をする上に部署に対する献身等微塵も感じられないぼんくらが配属されてからの半年間の精神状態を思い出すといった所でしょうか。
なるほど、犬や猫が一番ペットとして適切である理由が見えて来ました。大きさもちょうどいいサイズ、知能指数も程よい感じですね。最初に肉食と書きましたが例えば猫を巨大化させてみたら人類の脅威になるので飼い主はライフルだか機関銃を常に携帯しておかないと気が休まらないでしょう。犬や猫を飼育している方々はちょうどいいサイズに設定した創造主に感謝すべきかも知れません。知能に関しても人間の言葉を話さないが多少は理解していると思われる絶妙なレベルが愛玩動物に必要な資質だと言えるでしょう。仮に会話が可能な猫を飼育すればきっと飼い主に聞こえる言葉は「部屋が汚い」「腹減った」「もっとおいしいものないか?」「眠い寝る」とかそんな単語で埋め尽くされると思われます、私が猫の画像を見た限りではですが。なんとはなしになんらかの社会的生産活動に加わる事を拒絶したパートナーとの結婚生活を連想してしまう事は自由であるでしょう。従ってこれらの点においても創造主に感謝すべきかと思われます。
ペットとして犬や猫どちらが優れているか等という不毛な議論はここでは取り上げる事はありません。
その代わりにちょうどいいと誰もが納得するオートバイを紹介します
CB400スーパーフォアの最近のモデルです。購入したいバイクに迷ったらこれにしたら間違い無いと言い切ってよいでしょう。スムーズにパワフルに回るエンジン、軽く動く車体等まったく非の打ち所のないバイクです。ライダーの意のままにストレス無く走ります。ほんとにちょうどいいオートバイです、乗ったら誰もが創造主ではなく開発担当者に感謝するでしょう。
その他オートバイで刺激が欲しい方はサーキット専用の車両を段取りして走るのも良いでしょう、クローズドコースで楽しむのも日ごろのストレスからの開放の方法のひとつでしょう。これはエンジンを外した状態の50ccレース車ですがこういうのをガレージで飼育するのもよいでしょう。手ごろな大きさなのでコストもそれほどかからないのです。
こういった猛獣的な機械は広い場所が確保できれば一つ欲しいような気もするのではありますが・・・機関銃やロケット砲やら爆弾とかをクリスマスツリー並みにぶら下げた危険な乗り物は博物館で眠っててもらうのが一番いいかもしれません。生き返って意思を持たれたらうちの店は一秒で更地になるだろうなと思ってしまいます。ちなみにこれはスカイレーダーとかいう怪物飛行機だそうです。そこらのスポーツカーを束にしても敵わない馬力のあるエンジン等カッコいいのではありますが戦車でもなんでも潰してしまうある意味巨大な猫的機械とでも言えましょうか・・・