玄米とカーボンリムーバーは同類とも言えるかも

デトックスなる技術用語を発見しました、なんでも体内に蓄積された重金属等の有害物質を日々の食糧や科学技術等を駆使して取り除けば健康体になり見てくれも綺麗になるといった医療理論だそうです。確かに言われてみれば至極もっともに聞こえるのではありますが無意味であるとする主張もあるようで臨床医学的には未だに確立されていない理論と結論付けられているようです。従って全く効果が無いと言うのも過言かというとそうでも無いかも知れません少なくとも人体以外では。

さっそく実施してみましょう

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ちょうどホンダのTODAYがあったのでばらしていきます。エンジンのメンテナンスを実施する時なのですがピストンの交換くらいなら車体に載せたままやる事も出来るのですが外したほうが結果的には速くて綺麗に出来上がるのです。最初は大変な気がしますが初回はゆっくり焦らずに完成させるのが肝要です、何回かやればタイヤ交換くらいの気持ちで作業できます。

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4サイクルスクーターのある程度走行した車両はだいたいこんな感じになっています、エンジンは掛かるのですがどうせなら内部をデトックスした方がいいに決まってます。スロットルやプラグを外してエンジンコンディショナーを初めとする各種ケミカル類を流し込むという手もあるのですが・・・思ったほどの効果はないのです、せっかくだからピストンやピストンリングやバルブシール等を交換しましょう。シリンダヘッドのポートもみっちり煤が堆積しているのでこれらを除去すればエンジンの調子が良くなるのは当然の事でなのです。

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エンジンをばらした時に一番面倒な作業はガスケットの除去であります。紙なのですがこれがまた強固にくっついていまして慎重にカッター(スクレイパー)等を駆使して剥がしていきます、スタットボルトを外して作業するのが良いでしょう結構緩んでいたりしますので案外簡単に取れます。シリンダヘッドやその他補機類を洗浄液に漬け込んだら駆動系も見ていきましょう。

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クラッチカバーの内部が茶色の粉末に覆われている場合はクラッチシューは丸坊主になっている算段が非情に高いです。クリップを外してスプリングも外してシューを交換します。写真はありませんがトルクカムと呼ばれる部品も分解して組みなおすのが良いです。変速がスムーズになるように専用のグリースをケチらないのが気持ちのいい走行につながります。

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燃焼室や写真では見えませんがポート内もアルミの地肌が見えて綺麗になりました。あとはバルブをすり合わせたりパッキン類を綺麗に除去した後に組み立てて行きます、バルブを組む時にはピンセットがあれば楽に出来ます。エンジンを組む時はトルクレンチという測定工具をつかいましょう。

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とかなんとかしてる内にもうじき完成です。外装は安価な輸入品を装着しました、最近のは良く出来ているので結構綺麗になるのです。本当は外装は磨いてそれらしくする予定だったのですが・・・中身だけ綺麗だと説明されてもいまいち納得いかないかも知れないのでしょうがなくといった所です。それで今回の命題であるデトックスを実施すれば外面も綺麗になり健康な走行が出来るという事が安価な中古スクーターで証明されました。あ・・フォークブーツ忘れてた・・・

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